東京に住んでいた時には感じたことがなかったが、地方に住んでいるとパチンコ屋の看板がやたら賑やかで目に入ってくる。
きっと都市部では他の店の看板も多いだけに気付きにくいというのもあると思う。
ただ、地方に関しては別である。
田んぼの中にパチンコ屋の看板だけが輝いているのである。
そう、オアシス。
入るしかない。
子供のころから「パパあれなに?」と気になってしかいない。
入るしかない。
大人になってもあの看板を視界から排除するのは不可能である。
娯楽が少ない地方においては特に、あれはずるい。
そして僕は今日も我慢する。よし、パチンコ。やめた。